最も恐ろしいのは、刺された人が「アナフィラキーショック」を起こして死亡することがあるからです。これは一種の抗原抗体反応(アレルギー反応)です。最初に刺されたとき、その毒(タンパク質の一種)に対する抗体が体の中にできるため、次に刺されたときに、毒(抗原)に抗体が激しく反応して強いショック症状を起こします。治療が遅れると死亡します。たった1匹に刺されただけでも死に至ることがあるのです。最近の新聞に、1匹のアシナガバチに刺されただけで70歳の人が死亡したとありました。これもアナフィラキーショックのせいです。オオスズメバチの毒はアシナガバチのものよりずっと強力なので、危険性もより高いのです。
抗体ができていなくても、毒がとても強力なので、刺されたところがパンパンに腫れあがり非常に痛みます。内臓などへの影響も小さくありません。巣を守ろうと集団で攻撃してくるハチに何ヶ所も刺されると、それだけで命の危険があります。
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